FXスプレッドとは?比較一覧と隠れた手数料の真実
初心者
鈴木拓也
すると、買値と売値はスプレッド分だけレートが違いますので、その分だけ損をしていることになります。
逆に、狭ければ狭いほど、その損を小さくできるので、FX会社を選ぶ際には 「一番スプレッドが狭い」ところを選ぶのは必須 と言えるでしょう。
スプレッドは原則固定で例外あり
FX会社のスプレッド表記をみると、スプレッド数値の横に 『原則固定』 の文字があります。
そしてこれが後に説明するスプレッド以外の隠れた手数料である 「約定力」と「レートの安定性」 にも関係してきます。
スプレッドに差が生じる理由
トレーダーはFX会社を通じて注文するわけですが、そのFX会社は複数の銀行や証券会社と提携しており、インターバンク市場の為替レートを使ってFX会社のレートが決まっています。
スプレッド以外の隠れた手数料
それは、隠れた手数料とも言える 「約定力」と「レートの安定性」 です。
FX会社の約定力とスリッページ
約定力とは表示されているレートで実際にどの程度約定(取引締結)するのかを示したものです。
これを 「スリッページ」と呼び、隠れたスプレッド を意味します。
なぜなら、スリッページで表示レートよりも悪いレートで成約になれば、 その分、広いスプレッドで取引していることになりますので。
FXのスプレッドは狭ければ狭いほど良いのか?
スプレッドとは1通貨あたりの売値と買値の差額を指す。例えばあるFX会社で取引をしようとしたとき、米ドル/円という表記と、「BID 105.000」と「ASK 105.003」という2つの数字を見たことがあるのではないだろうか。FXユーザーから見たとき、それぞれBIDが売値、ASKが買値を指す。例では米ドルと円の取引をする際、米ドルを売ると105円で売れる。米ドルを買う場合は105円0.3銭が必要となることを示している。この0.3銭の差がスプレッドである。
スプレッドにはもう一つ、各国の国債や金利の差を1%の更に100分の1単位を用いて表記したものを意味する場合がある。これは「bps(Basis Point Spread)」という単位で表されている。FXをやっていく上で頻繁に出るスプレッドは売値と買値の差額を意味する場合がほとんどだろう。だが国債や金利に関する話をしている時に出てくるスプレッドは別の意味を持つ可能性があるのだ。誤解しないように注意が必要である。
FXのスプレッドと手数料の違い
FXにおけるスプレッド以外の比較方法
スプレッド以外では先述した手数料による比較が挙げられる。1単位あたりの手数料が安いFX会社のほうが良い。大きな金額を運用しようと思うのであれば特に注意すべき点だろう。ヤフー <4689> の子会社であるYJFXのように手数料が無料となっているFX会社を探すのも良いだろう。
FXで投資する上で、手数料の存在も考えておく
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FXスプレッドとは?初心者でも分かりやすい3つの注意点と特徴
例えば、売値1ドル=100.110円 買値1ドル=100.113円の時、売値-買値を引くと0.003円です。
スプレッドの単位は [銭]と[pips]
スプレッドの単位は「銭」か「pips」 のどちらかで表します。
通貨ペアの片方が円の場合は「銭」、通貨ペアが日本円以外の場合は「pips」と覚えておきましょう。
スプレッドの計算方法
スプレッドの計算方法は 「通貨数×スプレッド」 です。
例えば、スプレッド0.3銭で「米ドル/円」を1万通貨取引したとすると、
例えば、「1.3pips」で「カナダドル/米ドル」を「1万通貨」取引すると
例えば、スプレッド0.3銭 「米ドル/円」を1万通貨取引
この条件で1日3回取引すると
スプレッドはどのタイミングで引かれるの?
スプレッドは、新規注文時に評価損益に反映された後、 決済注文時のタイミングで引かれます。
保有している資産の購入時の価格と現在の価格の差額のこと。
- 購入時より保有している資産が上がっていれば、「評価益がある」
- 逆に下がっていれば、「評価損がある」という。
スプレッドが持つ特徴2つ
ここでは、 スプレッドの特徴を詳しくご紹介 していきます。
1. 通貨ペアごとに異なる
スプレッドは通貨ペアやFX会社ごとに異なります。
一般的に取引量が多く、動きが活発な通貨ペアはスプレッドも狭く、反対に取引量が少ない通貨ペアはスプレッドが高くなります。
2.「原則固定」と「変動制」がある
スプレッドには、 「原則固定」と「変動制」 があります。
多くのFX会社は「原則固定」を取り入れており、「変動制」に比べてスプレッドが広がるリスクが少ないのが特徴です。
スプレッドが変動しやすい時間帯
スプレッドは 時間帯によって大きく変動 します。
これは、日本の早朝AM6:00頃は、ニューヨーク市場のクローズ時間となるからです。
スプレッドとはFXの取引手数料に近いもの|これだけは知っておきたいポイント4つ
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※スプレッドは全て原則固定(例外あり)
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キャンペーン期間:2022年3月7日(月)午前9時00分~2022年4月2日(土)午前3時00分
提示時間帯:対象期間中の各営業日午前9時~翌午前3時
*2 1〜1,000通貨で適用。1,001〜1,000,000通貨では0.19銭。
*3 1shot 50万ドル以下の場合
初心者は要注意!変動スプレッドと原則固定スプレッド
初心者に向いているのは原則固定スプレッド
多くのFX会社は「原則固定スプレッド」を謳っています。「原則固定スプレッド」とは、その名の通り、 FXスプレッド比較 原則としてスプレッドが固定でいくらと決められている ということです。
通貨ペア | スプレッド |
---|---|
ドル/円(USD/JPY) | 0.2銭 |
ユーロ/円(EUR/JPY) | 0.5銭 |
ポンド/円(GBP/JPY) | 1.0銭 |
豪ドル/円(AUD/JPY) | 0.6銭 |
※ 対象期間 2020年10月12日(月) 14:00 ~ 2020年12月22日(火) FXスプレッド比較 3:00/時間帯 午前9:00~翌午前3:00
(※2022/1時点)
スプレッドが常に変動する「変動制スプレッド」
変動制スプレッドでは、 チョイスという買値と売値が同じレートになる現象が起こることもある ので、この現象が起こっている時はスプレッドが引かれることなく取引することができます。
他にも変動制スプレッドは、原則固定スプレッドよりもさらにナロー(狭い)スプレッドを提供できる場合もあり、 マーケットに応じてスプレッドが変わっても良い方にはチェックしてほしいポイント です。
スプレッドの広さはFX会社で違う
【注意】変動制スプレッドが広がる2つのタイミング例
よくスプレッドが広がりやすいタイミングは、 早朝 と 経済イベントが発生したとき が挙げられます。
①早朝にスプレッドが広がる理由
この状態では、 ちょっとした注文で為替相場(レート)が大きく動いたり、予期せぬ動きをすることもあり、FX会社がスプレッドを広げて対応をする 傾向にあります。
②経済イベントでスプレッドが広がる理由
次に 経済イベントが発生した時が挙げられます。 特に重要なイベントであればあるほどスプレッドは広くなります 。
FXの取引をするときはその日の経済イベントをチェックすることは不可欠ですが、 取引をしていきなりスプレッドが広がってきたらなにか大きな動きがあった証拠 です。十分に警戒しましょう。
主要通貨3ペア別!スプレッドの特徴
通貨ペア | 特徴 |
---|---|
ドル/円(USD/JPY) | ・FX投資家が多く取引をしている通貨ペア ・FX会社の 取引高の50~80%以上を占める 重要通貨ペア ・全体的にスプレッドは狭い |
ユーロ/円(EUR/JPY) | ・ドル/円に次いでトレードされている ・スプレッドは ヨーロッパの経済指標やイベントで広がりやすい ・ECB(ヨーロッパ中央銀行)要人の発言前などに特に広がる傾向 |
豪ドル/円(AUD/JPY) | ・ 中国の経済指標の影響でスプレッドが広がりやすい ・オーストラリア、ニュージーランドの中央銀行の要人発言で広がる傾向 |
実際の取引で見るスプレッド
FX会社のレート表示画面では、 買値はAsk(アスク) 、 売値はBid(ビッド) と表示されています。
スプレッドに関するQ&Aまとめ
スプレッドとは何ですか?
FXの取引でスプレッドは気にした方がいいですか?
スプレッドに関して何か注意点はありますか?
この記事のまとめ
- スプレッドとは実質的に FXの取引手数料のようなもの
- 通貨の「売値」と「買値」の差をスプレッドと呼ぶ
- 数分単位で取引をする人はスプレッドが広いと不利
- スプレッドが「原則固定」でも、変動することがあるので要注意
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